業務内容|合同会社エス・スタイル

コンクリートが正確に打設された後、我々は建築物の核心部分ともいえる躯体―柱、壁、梁、スラブの完成形状を詳細に検査します。完成形状、または「出来形」とは、建築物が設計どおりの寸法を有し、また仕上げ面（ピンホール、ジャンカ、コールドジョインント等）が適切であるかのチェックを意味します。不具合が発見された場合は、是正措置を講じた後の状態も再確認します。そして、お客様の要望に応じて、これらの検査結果をまとめた報告書の作成も行います。品質を確保するための厳密な検査を通じて、建物の耐久性や安全性を最大限に引き上げるサポートもいたします。

コンクリートは砂や砂利などの材料から成り立っているため、どれほど丁寧に混ぜ合わせても微細な隙間が生じることが避けられません。新築のマンションの場合、コンクリートが完全に乾燥するのに5～6年の時間を要します。さらに、建物が外気の影響を受けることで、気温の変動によってコンクリートは収縮したり膨張したりする動きを見せます。これが原因となり、微小なひび割れ、いわゆるヘアクラックが生じることがあります。私たちが行うクラック検査では、発見されたひび割れの場所とサイズを詳細に記録し、モルタルなどの材料で適切に修復を行います。この検査を通じて、建物の品質を長期間にわたって維持します。

断熱材が施工された後、定められた厚さが正確に確保されているかどうかの検査を実施します。もし不具合や誤差があった場合、適切な是正措置を施した上で再度の確認を行います。お客様からの要望に応じて、これらの検査結果を詳細にまとめた報告書の作成もおこないます。断熱材の適切な施工は、建物のエネルギー効率や居住者の快適性に直結するため、私たちはその品質確保に最大限の注意を払っております。